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建築用語の基礎知識 ま行

幕板(まくいた)
(1)横に長く張った板の総称。(2)家具の足の間をつなぐ板や堰板(せきいた)などのこともさす。
まぐさ(まぐさ)
(1)軸組にあって、出入口や窓などの開口部の上部で柱間に渡し、小壁を支える横架材。(2)ツーバイフォー工法による壁の開口部の場合、まぐさ受けと対になりその機能を果たす。
木眉(まぐさ)
窓や出入り口などの上に渡した水平材。
曲げ強度(まげきょうど)
梁などの横架材に荷重が加わり、横架材上部に圧縮応力、下部に引張り応力が生じて横架材が破壊するときの強さ。
柾目(まさめ)
樹木の年輪に対して直角方向に切ったときに現れる面。木理に平行に木取りをするので幅の広い板は得にくくムダも多いが、直線平行に裏表なく目の通った節のない材料がとれる。
間仕切り壁(まじきりかべ)
屋内の空間を仕切るための壁。視線・音・通気・熱などの要素を遮る程度、意匠に応じて、構造や下地や仕上材料が変わる。
松(まつ)
針葉樹の一つで、マツ科の総称。
窓台(まどだい)
窓を支える横架材で、窓の下枠を下部に取り付ける下地材のこと。膳板(ぜんいた)の荷重も受けるため釘でしっかりと取り付ける必要がある。
窓枠(まどわく)
窓の建具の外周を構成する枠部材。
招き屋根(まねきやね)
屋根形式の一つ。片流れ屋根の棟(むね)部分で、反対側に折り返して小さな流れ(招き軒)をつくった屋根。
間延び(まのび)
(1)1間の柱間寸法が標準よりも大きくなっていること。(2)建物や工作物のプロポーションに延びがあってバランスが崩れていること。
間柱(まばしら)
建物にかかる重みを負担しない部分に立てる柱。壁をつくるための骨組みとするために、本柱の間に立てる。
丸太組構法(まるたぐみこうほう)
1987年から階数2以下、延べ面積300岼焚次高さ8.5m以下の建物に限り、建築基準法の規定に従えば建てられるようになったログハウス構法のこと。
丸太梁(まるたばり)
丸太を用いた梁。製材されていないため繊維の目切れがなく、構造的には有利であるが、墨付けや継手・仕口(しぐち)の加工などはしにくい。
丸投げ(まるなげ)
請け負った仕事を他の業者に一括下請に出すこと。
回り縁(まわりぶち)
天井が壁に接する部分に設ける見切り部材。
見え掛かり(みえがかり)
建築の部材で、目に見える部分のことを指す。
磨き丸太(みがきまるた)
皮をむいて磨き、見え掛かりの建築用材として用いる丸太。
御影石(みかげいし)
花崗(かこう)岩の通称名であるが、元来は神戸市御影町から採れる桜色系の黒<雲母(うんも)花崗岩につけられた名称。
見切り(みきり)
仕上げの終わる部分や複数の仕上げの取り合い部分、またはその納まりをいう。
見切り縁(みきりぶち)
見切りのために取り付ける部材。
見込み(みこみ)
見え掛かる部材の側面のこと。また、側面の距離・奥行寸法をさす。
水糸(みずいと)
遣方(やりかた)などで水平を示すために用いられる糸のこと。
水切り鉄板(みずきりてっぱん)
屋根端部や外壁面で、壁面より飛び出す枠材や見切り材に取り付ける水切れをよくするための板金。
水杭(みずくい)
遣方を行う際に、遣方貫を打ち付けるために地面に打ち込む杭。
水勾配(みずこうばい)
雨水や汚水などが自然に排水されるように付けた勾配。
水セメント比(みずせめんとひ)
フレッシュコンクリートに含まれるセメントペースト中のセメントに対する水の質量百分率。
水貫(みずぬき)
遣方杭(やりかたぐい)に印した高さの基準墨に小幅板の上端を合わせ順次打ち付けていく、この板をいう。
水盛り(みずもり)
細長い角材の上に溝を掘って水を入れた水準器。また、これを用いて水平を定める作業。
水盛り遣方(みずもりやりかた)
建物の位置と高さの基準点、基準線を定めること。
水屋(みずや)
茶席に付属し、茶席の用意を整える場所、台所、勝手のこと。
見積(みつもり)
工事に先立ち、設計図書などから部材数量や手間の拾い出しを行い、各工事項目における単価を掛けて集計し、工事費の算出をすること。
見積合せ(みつもりあわせ)
工事の請負業者を決めるために、複数の業者に詳細な見積書を提出させること。
宮大工(みやだいく)
社寺建築の施工を専門とする大工。木造建築に関する豊富な知識と技術そして経験が必要とされる。「堂宮大工」ともいう。
無垢(むく)
穢(けが)れのないものという意味だが、木そのものの材料をいう。「無垢材」の略。「正物(しょうもの)」ともいう。
無垢板(むくいた)
普通の板をいう。見かけは同じようでも、下地は合板で上に突板(つきいた)を貼った板が大勢を占めている。
起り(むくり)
屋根面などで、上に向かって凸状に湾曲している曲面や曲線のことをいう。
無双釘(むそうくぎ)
床の間の正面壁上部の天井回り縁の無双四部一(しぶいち)に取り付ける稲妻釘をいう。
棟木(むなぎ)
棟(むね)を支える小屋組の最頂部にある軒桁(のきげた)に平行な横木で、垂木を受ける。
棟(むね)
(1)傾斜した2つの屋根面の交差部分。(2)建物を数えるときの単位。
棟上げ(むねあげ)
建前(たてまえ)ともいわれる。
無節(むふし)
製材品で節の見えない状態をいう。
無目(むめ)
建具溝の突いていない鴨居(かもい)や欄間(らんま)の敷居。
銘木(めいぼく)
材面の観賞価値、形状や大きさ、材質などが優れたもの、また入手困難な天然木や樹種を特にこう呼び、高級材として取引きされる。
名木(めいぼく)
いわれのある木、特に歴史上の人物と関係あるものが多く、歴史の記念のための木もある。
メーターモジュール(めーたーもじゅーる)
1mを基準単位として家を建てること。従来の日本の基準単位は90cmだが、バリアフリー化が進む中で車椅子が通りにくいなどの問題が生じるようになり、新たに採用されるようになった。
盲(めくら)
(1)開いているところがないこと。(2)隙間のないこと。(3)見えないように隠してしまうこと。(4)不要になった部分、もしくはとりあえず使用しない部分に蓋をしてしまうこと。
目地(めじ)
石、ブロック、れんが、木材、金属など、建築部材の接合部を突き付けとせずに、線上に隙間をあけて納めるときの、その筋のこと。
召し合せ(めしあわせ)
引き分けや両開きの建具で、二つの建具が突き合せになる部分。
目地棒(めじぼう)
(1)左官工事で壁、天井、床などに目地をつくるときに、目地部分に取り付ける細長い棒。(2)合板や石膏ボードや化粧板の接合部分を隠し、化粧の目的で取り付ける細長い棒。
目透かし(めすかし)
二つの部材の接合部分に隙間をあけること。また、板材の継目に隙間を取って張る目透かし張り(めすかしばり)や、その形状を指す場合もある。
目透かし天井(めすかしてんじょう)
敷目張り天井において、天井板と天井板の合せ目を付けずに透かして張る工法。
メゾネット(めぞねっと)
集合住宅で階上・階下を一住戸として使用するタイプのもの。
メタルラス(metal lath)(めたるらす)
外壁や軒裏のセメントモルタル塗りの下地に用いるスチール製の金網で、鉄板に切れ目を入れて引き伸ばして作る。
メディシンボックス(めでぃしんぼっくす)
洗面台の脇にる、透明な扉が付いた棚を指す。欧米では、その名のとおりメディシン(薬)も入れ、アスピリンなどを取り出すシーンがよく映画に登場したりするが、日本では薬を入れるのはまれで、歯ブラシとかコップ、化粧品、ひげそりなどを収める棚として普及しているので、より広く奥行きの深いものが使いやすい。
メラミン樹脂化粧合板(めらみんじゅしけしょうごうはん)
メラミン樹脂を染み込ませた紙を数枚重ねて硬化させたものを合板の表面に接着させたもの。樹脂系オーバーレイ合板ともいう。
面内(めんうち)
面をとった内側で納めること。
面皮柱(めんかわばしら)
柱材でその稜線(りょうせん)に丸身を表したもの。
面腰(めんごし)
木材建具の框(かまち)や障子の組子などにおいて、直行する同じ面取りをした二つの部材の交差部で、面同士を大留めにし、片方の部材の稜線(りょうせん)が表側から通って見えるように納めた合い欠きの仕口(しぐち)。
免震構造(めんしんこうぞう)
地震力が直接建物に伝わらないように、地盤と建物の間に地震エネルギーを吸収する装置を設けた構造。
メンテナンス(maintenance)(めんてなんす)
その機能や性能を維持、保全していくこと。
面戸板(めんどいた)
桁(けた)上端と野地板または裏板までの隙間を「面戸」といい、これをふさぐ板をいう。
モーメント(moment)(もーめんと)
「力のモーメント」ともいい、物体に回転を起こす力。力の大きさと回転中心点から力の作用線までの垂直距離の積で表す。
モールディング(もーるでぃんぐ)
見切りや家具に付けられる帯状の装飾的な部材の総称。
杢(もく)
木理(もくり)が複雑で特異性のあるものや、不規則な着色などによって材面に現れた模様。
木3共(もくさんきょう)
「木造3階建共同住宅」の略称。1992年の日米林産物協議の合意に基づき建築基準法が一部改正され、以降「防火地域」および「準防火地域」以外の所で延べ床面積3,000岼米發泙任量畋3階建共同住宅が建てられるようになった。
木製サッシ(もくせいさっし)
サッシに木材を用いた窓のこと。金属製に比べ断熱性能が高い。
木造建築士(もくぞうけんちくし)
建築士のうち、木造で階数が2以下、かつ300岼焚爾侶築物の設計、監理を行うことができる(建築士法第3条)。
木造軸組工法(在来工法)(もくぞうじくぐみこうほう)
日本家屋の伝統的工法。通し柱と梁でできた骨組みに筋かいを入れて強化する。設計の自由度が高く増改築も容易だが、熟練した職人の技術が必要で、依然高い人気を誇る工法。
木建(もくたて)
木製建具の略称。
木螺子(もくねじ)
木材の止め付けに用いられるねじ。
木片セメント板(もくへんせめんとばん)
おもに木材の廃材(プレーナ屑やラワン単板のむき芯等)を長さ60mm、幅20mm、厚さ2mm以下の木片、またはパーティクルボード同様の細削片にした後、防水・防腐とセメント硬化を妨ぐため木の糖分を薬品処理し、重量比1.8倍はたは2.5倍のポルトランドセメントと混和・加圧成形した改良木材の一種。
モジュール(module)(もじゅーる)
材料や空間を構成する場合の基準寸法、もしくは基本単位。わが国の木造住宅では、畳の寸法が一つのモジュールと考えることができる。
モジュラーハウス(もじゅらーはうす)
いわばユニット工法によるツーバイフォー住宅といえる。工場であらかじめ枠組壁工法により部屋ごとのユニットを造り、現場で組み上げてひとつの家を建てる。
木工事(もっこうじ)
工事項目のうち木材の加工・組立てなどに関連する工事。
元口・末口(もとくち・すえくち)
丸太の根に近いほうを元、反対側を末(裏)といい、その切り口のことをいう。
母屋(もや)
(1)垂木を受けて小屋組を固める軒桁(のきげた)に平行な横木。(2)民家などで敷地内にある付属屋に対しての主屋(おもや)。(3)寝殿造りにおける寝殿室内の中央部分。
盛土(もりど)
敷地造成において、所定の高さに平にするために、切土の土砂や他から採取した土砂を現地盤に盛り上げること。
モルタル(mortar)(もるたる)
一般にセメント、水、砂を混ぜて練り合わせたセメントモルタルを指す。

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